約1年ぶりの、、
こんにちは。今日2/5は旧暦のお正月で新月でもある事始めにぴったりの日。
ということでこんな良き日に半年ほど放置してしまったブログの記事を書きたいと思います。
↑強風で屋根のトタンが危ういことに!
2018年は思いがけず沖縄滞在が長くなり、お家づくりがほぼ1年間できませんでした。
けれどそんな私達を忘れずに待っていてくれたわが家。獣たちの被害も受けずに雪や暴風にも耐えてくれていたようです。
昨日、めくれていたトタンも補修してまずは一安心。
家の中は思ったほどには荒廃していなかったのですが、凍結防止液を溜めておいたお手洗いはすっかりカビが充満してました…!
日が当たらないこともあって水周りは長期間居ないとカビのパレードになってしまうみたいですね。
洗面台に取り付けた棚なども表面に薄っすらとカビ。根深くはないようで、すぐ落とすことができました。
早速作業再開かと思いきや、ガスの開栓手続き中にバスルームから水が勢いよくシャー!!と吹き出す始末。
給湯器の水抜きが不完全だったようで、お湯・水を調整する蛇口が根元からポッキリとれてしまったんです。
元々取り付けていたものが寒冷地仕様ではないため、新たに寒冷地仕様の蛇口をホームセンターで購入しすぐに付け替え一件落着。
お湯の水道管を完全に水抜きするには、
お風呂の自動ボタン押した後に追い焚きボタンも押す。これ次の教訓にします。
給湯器内部の部品も破損してしまって、翌日修理屋さんに直してもらいました。
出費がかさむ(泣)のだけれど、これでようやくお湯が使えるようになりましたー。
中断していた家づくりの続きは、リビングの床貼りから再開。
床板どうしのジョイント・実矧ぎ(さねはぎ)といわれる方法で表面に釘の跡がでないフラットな仕上がりにしていきます。
どういう作りかというと板材の側面にコの字型に凹面を作って、細長い板で隣の板材との間をつなぐ工法。画像はその細長の板を自作しているところです。
購入した古材の板にはあらかじめスリットが入っているので、このやり方で始めてみたのですが板によってスリットの位置がバラバラということが判明し、微調整しながらの作業ということに…。
そんなところが古い建築物や材料を使い継ぐ上で大変なことでもあり、手をかけて大事にしようと気づかせてくれる事象だったりするので少しずつ前進していけば良いなと。焦らず作っていこう。
今週の沖縄ライフ
こんにちは。
9月に入り沖縄も秋の空になってきました。
今週は沖縄の北部と南部でそれぞれ貴重な行事に参加できたので記録しておこうと思います。
9月4日
塩屋湾のウンガミ
大宜味村の塩屋湾で行われる豊年祈願のお祭り。
男性がハーリーを漕ぎ、女性たちが半身海に入り太鼓を叩いて船を迎えるという、海に囲まれた地域ならではのお祭りでした。
ハーリーはカヌーみたいなものと思っていたのですが、全然違った…!
船こぎ競争をすることも見どころなのですが、ここ塩屋湾で行われているハーリーでは、神人(カミンチュ)と呼ばれる神様に支える役目の方をお運びする、祭りの一つの儀式的な意味合いの強いものでした。
船で海を渡ってきた神人が陸に上がるところ↑
琉球時代、神に仕える神職は女性の職業だったので、神人は女性のみ。神様なので水に濡れぬよう陸まで男性がエスコートしてくれます。
ハレの祭りの日、地域の方々の輝いている姿が印象的でした。
9月6日
糸満市 農水苑・虹 サトウキビ刈り〜黒糖づくり体験
糸満市で無農薬・有機栽培で農作物を育て、平飼いの鶏も飼育されている農水苑・虹さんのところで、黒糖づくりの体験と取材をさせてもらいました。
代表の前田さんの目指すところは無農薬・有機栽培というとことには止まらず、むしろそこは農業をする上では大前提で、大事なことは”目に見えない世界”の存在に意識を傾け自然と人がバランスよく暮らしていけること。
本当の豊かさって、自分の手で作る楽しみ・分けあえる楽しみに気づけることなんじゃないのかな?
農業を通して新しいライフスタイルや価値観を提案していく、いまの時代を先駆けている考えの方で、お話を聞いているだけでもとても刺激的な話題や興味深い事がたくさんでした。
刈り取ったサトウキビ。
葉っぱを落として圧搾機で絞ります。
沖縄には「ぬちぐすい」命の薬。という言葉がありますが、作る過程で天や大地のエネルギー、作り手のエネルギーの込められた食べものは実際に体に「薬」となるような作用をもたらしてくれるそうです。
今まさに成長している言わば生産途中のサトウキビですが、栄養素の高まるこの時期特有の原料を使った黒糖シロップ作りに当てるため、刈り取って一連の工程を見せていただきました。
本来であれば1〜2月の冬の寒い時期に収穫するのが黒糖作りにはベストだそうで、一見すると早くに刈り取ってしまっては勿体無いように感じてしまうところですが、、
成長途中のぐんぐん伸びるエネルギーを蓄えたサトウキビから取れるシロップは、甘みの中にも酸味(アミノ酸)としょっぱさ(ミネラル)が豊富に含まれていて暑い時期に汗で流れてしまう栄養素を補ってくれる効果が期待できます。
食感は蜂蜜のようなとろみのある蜜で、凝縮された甘みとコクがありながらも喉越しスッキリな元気のでるシロップでした!
こちらは黒糖の製造工程。
130度まで温度を上げて沸騰させ、水分を飛ばしていきます。
釜の温度はなるべく高温を保ったまま、吹きこぼれと焦げを防止するため反時計回りに棒で素早くかき混ぜ続けます。
良いエネルギーを注入するには天の気と相対関係になるよう反時計回りに混ぜるのがコツなのだそうです。
型に流して固まったら、カットしてパッケージング。
珊瑚礁の大地からの恵みを受けた「珊瑚黒糖」という名前で販売されています。
本物の黒糖を味わえます!
前田さん、皆さんお世話になりました!ありがとうございました。
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この日は夏に家族で訪れた北海道で大きな地震があり、またひとつ・自然との共生・自分たちの生き方 について考えさせられる災害が起こった日でした。
前田さんはじめ農水苑・虹の皆さんの取り組みや、目に見えない世界・力への畏敬の念を大事にする風習が多く残っている沖縄の文化に触れて
考え方をシフトしないといけないなという気持ちになりました。
山梨での家作りを含めた暮らし方も、いずれは自給できる環境にしていきたいなぁ。
あの場所で、私たちでならばできるような気がしています。。。
今日もお読みいただきどうもありがとうございます。
沖縄滞在 民泊ノススメ
こんにちは。
山梨の古民家改修をテーマにブログを綴っています。が、現在は沖縄滞在中につき沖縄での暮らしを記事にしていこうと思います。
今回は、いま入居中のお部屋の前に4泊5日で利用させてもらった民泊「首里シンプルハウス」について。
[4月 到着してまもなくに撮影したブーゲンビリア]
4月頭から入居できる物件を見つけられなかったので、沖縄に到着してからアパートの入居日までの4泊5日をAirbnbを通じて見つけた民泊で過ごさせてもらいました。
[首里シンプルハウス]
家具家電、生活用品が整った1DKのお部屋。シンプルハウスという名前の通りムダがなく心地良かったです。
キッチンには調理器具一式が揃っていて、自炊に困る事なく暮らすことができました。
寝具も大人2人分と乳児用のマットまで用意してくれているという心遣いがありがたかった!
ホストさんのご実家がすぐそばということで、ご両親が親切に案内してくださいました。チェックアウトの日も ホストのお母様にアパートまで車で送ってもらい、荷物の運び込みまで手伝ってくれたりとお世話になりっぱなしで。とてもフレンドリーで温かなおもてなしに感謝感謝の4泊5日でした。
そして山梨も家の改修もある程度めどが立ったら、自分たちもAirbのホストをやったらいいな!とそんな新たな夢も膨らみ…
帰ってからの改修作業もいっそう頑張らねば!
今日もご覧いただきありがとうございます♪
沖縄暮らし2018
今日はこどもの日。ゴールデンウィークも終盤にさしかかってきましたね。
那覇は快晴続きで、爽やかな風が気持ちいいとても過ごしやすい連休でした。
これから沖縄は段々と梅雨入りの足音が迫ってくるのでしょう、、
陽射しもまだ穏やかでとても快適な気候を満喫しています!
今日はそんな沖縄での生活について記してみようと思います。
4月からの4ヶ月の滞在でお世話になっている住いは、2DK風呂トイレ別の賃貸アパート。
ブログタイトルのやまなしセルフビルドの家は、暮らしながら作っているので楽しみがふくらむ反面、まだ手が行き届いていないところは日々の生活に多少の工夫が必要だったりするのです。
例えば、洗濯物などは玄関の照明と外用の脚立にロープを渡して、物干し特設ステージを毎回セッティングしたり…脱衣所ができていないので、着替えるまでがインバスだったり…。
不便とまではいかないにしても、お子が小さなうちは省ける手間はなるべく省きたいところです。
そこで今回の沖縄暮らしがスタートして思う事は、アパート暮らし楽ちんで快適だ!ということ!画一的な内装が気に入らないなんて言っていた過去の発言を撤回したいです。なんて便利。
お風呂もトイレも一箇所にまとまっているし、ベランダの物干しスペースもたっぷりあるし、何だかやけに収納スペースも広々だ…。
短期なので、契約上大丈夫なのだろうか?と心配していましたが、特に違約金なども発生しない物件だったのでその辺は安心安心。
家具家電も最低限の・冷蔵庫・洗濯機・ガスコンロ・掃除機をレンタルして、布団・調理器具・食器類は山梨から配送しました。
ウィークリー・マンスリーマンションなどを利用するという手もあったのですが、結果的には気兼ねなく自分達らしい生活を送れる。という点で賃貸にして良かったです。
玄関のオブジェと化したバナナ。1房¥400
この価格、安すぎます! 首里駅近くの「あい青果」さん 野菜果物が破格の値段で
しかも質・量とも立派そのものなフレッシュ青果が揃ったお店。
いつも利用させてもらっています!
お部屋はこんな感じ。
今まで利用した他のお部屋もそうだったのですが、沖縄のおうちは天井が高いつくりになっているよう。写真に写っているクローゼットの高さが190cmくらいなのでかなり広々とかんじられます。
もう一つ気になる南国チックな植物は何かと申しますと、月桃の茎を乾燥させた束です。去年の滞在中に旦那さまが刈り取って勤務先に干していました。
今年はこれを材料に、月桃円座を作ろうと思っています。
円座の前に、今日は「端午の節句」なので月桃の葉をつかった粽(ちまき)を作ってみました。
笹に比べるとかなり頑丈な月桃の葉は、そのままだと硬くてもち米を包みにくいので
一度軽くて蒸して水に浸しておくと良いようです。
蒸すと香りが一気に広がります…!沖縄の香りだ!
虫除けハーブやお茶としても親しまれている月桃の香りは、嗅ぐとスーっと爽やかな気分になります。
子の初節句ということもあり、夫婦で粽を食べてお祝いしました。
美味しかった!
月桃の円座は完成にたどり着くまで時間がかかりそうですが、、山梨のリビングにも合いそうだなと妄想して期待をふくらませています。
また沖縄生活も少しづつ綴っていきますので、良かったらご覧ください〜
今日もお読みいただきありがとうございました!
リビング床張り
こんにちは。
今日はリビングの床張り経過をまとめてみました。写真を並べて気づくこと、
定点で撮影すればよかったなということです…。
反省はあるにせよ、画像を時系列に見返してみると 「よくここまで来たなぁ!」感が味わえて気持ちが上がるというもの!
はじめの床は、これでした。
畳をはがしただけのむきだし&隙間あき
すきま風防止と、床面をフラットに仕上げるためのテコ入れが待っています。
上記画像の床板を取り払ったところ。
さすが日本家屋。な自然のゆらぎを活かした土台が現れました。
そしてなんと、キッチンに次いでこちらのエリアにも囲炉裏の名残が!
古い造りの日本家屋というのは、夏の暑さ対策を重視して
つくられているものだそうです。
たとえすきま風が入ろうとも冬場は囲炉裏で暖をとることができるので、いかに夏涼しくできるかが勝負だと。
エアコンがなかった時代、とりわけ湿気の多い日本の夏を快適にするには
通気第一主義だったということですね。
我々はどうするかというと、除湿マット+コンパネ+防湿シート+断熱材+コンパネ+床板で仕上げる。
という現代仕立てで参ります!
手技の温もり感のあふれる基礎も良い味わいだったのですが、水平が保たれないので…
横方向の太い基礎(大引き(おおびき)というそう)の高さを揃えて、縦方向は新たに角材を渡していきます(根太(ねだ)というそう)
基礎の上にコンパネを張っていく様子
横方向の太い基礎が自然なカーブを残しているため、コンパネも少しずつ削りながらピタリとハマるよう微調整。。。
見えない箇所だけに、手を抜きたくなるところ黙々と作業を進めてくれている旦那さまに頭が下がります。
フラットな面が完成したところへ、防湿シートと断熱材を敷き詰めます。
最後に断熱材を覆い隠すようにコンパネを張って、これで床板を張る前の下準備が整いました!
完成予想図!(まだ張れてはおらず置いただけです。)
床板は昨年の記事でご紹介していましたが、
実際に並べてみて足りなかった分を、再度諏訪のリビセンで購入させてもらいました。
すごく暖かでフレンドリーなスタッフの皆さま、今回もありがとうございました!!
板で見ていた段階よりも、かなり良い印象!柱や壁との相性もぴったりで空間が引き締まりました。
完成が楽しみです♪
今日の沖縄は曇り空と湿った空気、海風爽やかな晴れの日が待ち遠しいです〜。
沖縄での住生活についても気ままに書いていこうかなと。
土地柄か、どうしても旅先での暮らしを思わせる浮き足立った毎日を送っています(笑
ではでは今日もお読みいただきありがとうございましたー。
キッチンづくり②
こんにちは。
住まいづくりのブログを書いていますが、それにしては移動の多い生活をしている私達家族。
今春も沖縄にきています。
また家づくりはしばしお休みになってしまいますが、記録として進んだところを紹介していきますー。
キッチンの途中経過。煮炊きができて水道も使えているので、これで一応の機能は整いました!料理ができるーー
当初棚だったところは
くり抜いてシンクを設置。
もともとリビングとして使われていた、囲炉裏のあるスペース。
雨漏りでぼろぼろの壁の補修から始まり、茅葺きの穴あけで苦戦を強いられた換気扇取り付けを経て、コンロと作業台が完成しました。
手元が暗めなので、照明は3連のスポットライトを2台並べてつけています。
小ぶりで頭上を気にせず使えるものを探していたところ、メルカリでMUJIの廃番になった照明が出品されていたので譲ってもらいました。
天井に合わせてちょっと細工を加えてますが、このキッチンにぴったり!
ひととおりの機能は満たしているのですが仕上げというかキッチン今後の構想は、、、
*作業台に大理石の天板をつけたいな
*床のタイル貼り
*冷蔵庫導入
など。
追い追い進めていけたらなと思っています。
早いところ床の隙間を埋めないとならないエリアが待ち構えているので、そちら優先になりそう。。
次の冬までには隙間風の侵入を抑えるぞ!
今日もお読みいただきありがとうございます♪
洗面所途中経過
春の嵐。
暖かい日が続きついつい油断していたところ
突風によって屋根が一部吹き飛んでしまいました…
季節の変わり目、雨降りも多いので
家の作業を中断しての屋根補修となりました。
写真に写っている雨樋もじつは穴だらけで、叩きつける雨が地面をぐちゃぐちゃにしてしまうので直したいなーと思うところ。
今はまず家の中の土足可エリアを少しずつ狭めていきたいので、外装はしばしおあずけで。
洗面所/脱衣所
作業中の道具が散乱しているこのスペースがお風呂までの導入となる洗面所/脱衣所エリアです。まだ行き場のないバスタブがスタンバイしてた時の写真。
水道管を床下から通したところ。
↑昨年の師走の様子ですが
室内であるはずのこの場所、フレキ管の内部が凍ってしまい…水道管凍結の恐怖を思い知らされた箇所です。
現在の様子
引き戸だったところは、キッチンとの空間を隔てる壁に変身。その手前には洗面台が設置されました!わーー
シンク上部の壁面に鏡をつけて、洗面台の天板にはタイルを貼って仕上げたい予定。
すでに生活感がにじんでいます。。
まだ道半ばだけれど、この家での生活を始めてみて思うのは、おうち愛が激しくなりそうだなということ。
一から作るこの好きな空間を、住みこなして(?)いきたいと思います。
毎度お読みいただき感謝です。